仕事がら出張をする機会は多いのですが、岡山県にはあまり行くことがありません。
ただ、顧客から久しぶりに依頼があったため、急遽岡山県に出張することになりました。
1泊2日の旅となります。
食事は簡単に済ませホテルでゆっくり休もうと思っていたのですが、せっかく地方に来たのだから、そこでしか食べれない何かがあるのではないかと思い、岡山駅周辺のお店を探し始めました。
ぱっと見てさわらの刺身とドミグラスかつ丼という文字が目に飛び込んできました。
とりあえず2つとも食べてみることにしました。
竹浜でさわらのたたきとさわら丼
岡山駅の東側にあり、岡山駅から徒歩2,3分ほどの「竹浜」に行きました。
この日は雨が降っており、また、時間も17:20頃だったので、出歩いている人も少なく、お店には先客の4人1組のグループがいるのみでした。
お店の中はおばあちゃんの家のような昔ながらの雰囲気を醸し出しています。
ここも生のさわらを食べることのできるお店ですが、特に有名なのがさわらのたたきとさわら丼です。
とりあえずビールを頼みます。
酒のつまみなのでさわらのたたき(1,500円)を注文します。
身が分厚くてびんとろのようにほどよい柔らかさです。
最初にすだちをかけてと指示されます。
くさみは一切なくたれの味がしっかりのっておいしいです。
少しあぶっている風味がよく、あぶりと生の部分が口の中で合わさるのがまた美味しい!
すだちによりなお爽やかな味わいです。
たれは大根とねぎ、にんにくの合わさった酸味のあるたれで、さわらとの相性もグッド。
ものは間違いないでしょう。
さわら丼(1,000円)も食べました。
半分食べたら声かけてと言われます。
このどんぶりは味付けはかなり濃いめです。
ゴマダレの濃い味と大葉、のりの風味が食欲を増進させ、ご飯がどんどん進みます。
ごはんが柔らかめです。
半分食べると半強制的にお茶漬けにされます。
茶漬けにすると身が熱っされてぷりっとします。
味もあっさりしてしめにはいいかも
ただ、ゴマダレの方が美味しかったので、茶漬けにしなくてもよかったかな…
さわらは今子どもを生みに瀬戸内海に来ており、一番美味しいシーズンだそうです。
夏になると味が落ちてしまうそうです。
東京では持って行くのに時間がかかりあまり食べれないとも言われていました。
また、この店は老夫婦が二人でやっているのですが、けっこう癖が強いです。
さわらのたたきもさわら丼も食べ方を指図され、その通りにしないと箸を奪われ、勝手にそのようにされます。
料理にかなり自信をもって、ほら美味しいでしょと。
美味しいことは間違いないですが、少し気疲れしました。
味司 野村でデミではなくドミグラス?かつ丼!?
竹浜からさらに東に5分弱歩いたところにあります。
外観は立派で高級感があり、緊張しましたが、中にはいるとすぐ右に食券機がありカジュアルと高級感があわさった不思議な雰囲気でした。
ドミグラスは何かデミグラスと異なるすごいソースなのかと思っていましたが、同義でした。
発音の違いです。
お腹7分目くらいだったので、ロースではなくヒレにしました。
ドミグラスかつ丼ヒレ(900円)
デミグラスソースが濃厚です。
ソースの粘度はかなり高めです。
肉厚はそれ程なく、薄いヒレ肉を揚げたかつです。
ドミグラスソースの味がかなり濃買ったのですが、ご飯とカツの間にあるキャベツがちょうど味の濃さを調整できてよいです。
入口に食券機があったからなのか、チェーン店のような、都内でもありそう、食べれそうなまずまずの味でした。
さすがにお腹いっぱいになりました。
2日目は福寿司でさわらの刺身と寿司
昨日のさわらの刺身の味が忘れられず、帰る前にもう一度食べたいと思い、岡山駅周辺でご飯を食べて東京に戻ることにしました。
名店の黒ひげ、酒囲屋本店にも足を運んだのですが、18:00過ぎとい時間もあり、どこも満席でした。
じゃあ嗜好を変えて、牡蠣のお好み焼き、カキオコを食べに行こうと思い、お好み焼きもりに向かいますが休みでした。
今日は運がないということで、歩き疲れたのもあり、帰ろうかなと思っていると、もりの反対側の道路に福寿司の文字が見えました。
頭の片すみに評判がよいお店として福寿司の名前が入っていたので行くことに。
歩き疲れたのでまずは、ビールから。
さわらの刺身1600円
左の綺麗な赤が入ってる身がはらの部分です。
柔らかく濃厚なねっとりしています。
そこにすっきりした脂が絡んで溶けていくような味わいです。
身は分厚いですが、くさみもなくだからといって淡泊すぎない美味しさです。
少しあぶったのが真ん中です。
濃厚でとろけるような味わいで、あぶりが香ばしく美味しいです。
かつおのあぶりと違う点は生臭さが全くなく、それゆえあぶりの風味が感じられるさわらにうまくのっています。
右側の黒いのが背中です。
よりぷりっとしていてあっさりめかな?
身がほどけていくような感じ。
脂に甘味を感じ、とても美味しいです。
と味わいの違いを楽しんでいましたが、さわらはマグロみたいに大きな魚ではないので部位によってそこまで味の違いはないのだそうです。
さわらの刺身はビントロとぶりの間のような味わいでした。
食感はビントロのサクッと切れる歯ごたえにほんの少しぶりのぷりっとした感じを加えたような。
淡泊なビントロと脂ののった甘味のあるぶりの間の味わいです。
身が分厚くてとても美味しかった。
さわらのひしお500円
あぶったさわらをひしおみそにつけたおい美味しいあて。
みそとさわらを食べたあと日本酒を流し込んだ風味と言ったらなんのそのと思ったので、宮下酒造の旭拝(きょくはい)を注文。
ピンクペッパーがよいアクセントです。
みそとさわらの比率が絶妙で箸がとまりません。
穴子の白焼き900円
ふわふわの穴子の白焼きをイメージしていたましたが、しっかりとしたかみごたえのある穴子です。
これは普通でしたね。
ほんのり酸味のあるあっさりしたたれをつけて頂きますが、可もなく不可もなく。
握り寿司
えんがわ400円
歯ごたえがよく、脂が程よく溶けていく旨い。
さわら400円
ぶり好きだけど岡山来てさわらはなお好きになりました。
身がねっとりとほどけていく感じが大好き。
ひらめ350円。
風味が緑茶ように独特で旨い。
ただ、写真でもわかるかもしれませんが、全部シャリが大きくおにぎりみたいでした。
食べ応えがありました。
ちなみに、おしぼり出し忘れたり、新人が皿の向き間違えたり、おにぎりのようなお寿司だったり、ガリ食べる前にお皿下げたりしたのはマイナスでした。
カウンターに座っていたのですが、料理長?が下の人を聞こえるところで叱り付けるのもいい気分ではありませんでした。
さわらは美味しかったのでよかったです。
ローカルでしか食べられないような美味しい料理を食べるのが地方に来る醍醐味ですね。
最近は東京にはどんな店もありますが…
地方で知ってそれを東京で食べてみるのもいいでしょう。
生のさわらを知れたので、岡山に来てよかったです。(仕事もしっかりしました!)
また、家族で旅行しに来たいと思います。