10月なのにまだまだ暑さが続いていますが、季節的にはもう秋です。
秋といえば食欲の秋ですね。
ハロウィンなどのイベントもあり、かぼちゃ、サツマイモ、栗などの美味しいお菓子が出回るこの時期が大好きな茂吉です。
そんな食欲が増す季節、渋谷をぶらぶら歩いているとふとオシャレなパン屋さんを見つけました。
渋谷の裏通りにある隠れ家的なパン屋パン・オ・スリール。
一度訪問して、なんとなく再訪したくなるようなそんなパン屋さんをご紹介します。
様々なアートを発信するパン屋を越えたパン屋
店内に入るとまず普通のパン屋さんとは少し異なる雰囲気がありました。
入口にいきなり木目の洒落た食器が販売されております。
雑貨に入ったかと思いましたが、ちゃんとパンも置いてあります。
パン一つ一つが見た目からいかにも美味しそうです。
テーブルとチェアは温かみのあるウッドを基調としたデザインで木目の食器とこんがり焼けたパンと相まって素敵な空間を作り上げています。
なんとなく安心感を感じ、ゆったりとできる場所です。
壁には展示品が飾られています。
アートギャラリーとしてスペースが貸し出されており、2週間税込30,000円、4週間税込55,000円で自分のアート作品を宣伝することができるのです。
また、落語やワークショップなどのイベントも開催されており、パン屋の域を越えています。
渋谷と表参道の間にあるという好立地とお店のもつ良い雰囲気をアートと結び付け広告塔としての機能を持つパン屋、それがパンオスリールなのです。
素材にこだわり手間をかけられたパン
パンオスリールのスリール(Sourire)とはどういう意味なのか調べてみると「笑顔、スマイル」ということでした。
スリール(Sourire)とはスマイル(Smile)のことなのです。
HPにもパンオスリールは「スマイル入りのパン」という意味を込めて名付けたということが記載されていました。
こだわりは世界自然遺産・白神山地の腐葉土から発見された「白神こだま酵母」を使っているということで、なんか聞いているだけで美味しいパンです。
パンの種類は食パン、フランスパン、ライ麦パンの他にも甘い系のパンとおかず系のパンが日ごとに季節ごとに品を変えて並べられています。
種類がそれほど多いわけではないですが、食べたいと思うパン比率が高いです。
季節の素材に合わせた限定のパンもあり、四季を楽しめるパン屋さんとなっています。
素材にこだわり手間をかけられて作られたパンは、雑貨屋さんのようにおしゃれに並べられており、見ているだけでも可愛く、どのパンにしようか悩んでいまいます。
POPには手書きでパンの特徴について記載されており、中に何が入っているか分かるため、パン選びで失敗することはないです。
どれも魅力的に書かれており、全部食べたくなって余計迷ってしまいますが・・・
のんびりとした午後を過ごして
一つのパンをじっくり吟味して選び、飲み物でも迷っていました。
パンは毎度温めなおしてくれるので、焼き立てのような美味しいパンが食べれます。
のんびり仕事をしたり、読書をしたりして過ごします。
とある平日、パンオスリールでゆったりした午後を過ごした日のメニューです。
15:00頃。
路地裏で人通り少ないかなと思ったけど、結構人が通っていきます。
本日のメニューはパン・オ・ショコラ(220円)とアイスカフェオレ(450円)
この組み合わせはベーシックながらも、王道の美味しさを誇るパンなので選んでみました。
温めてもらうことで、さっくさくのクロワッサン生地と中の少し溶けて滑らかになったチョコレートが絶妙な相性のパンです。
アイスカフェオレも注文して、ゆったりした幸せなひと時を過ごしました。
また別日。
この日は16:00頃、1席空いているのみでお客さんが多かったです。
本日のメニューは杏プディング(300円)とアイスチャイ(450円)。
キューブ型のかわいいパンです。
杏の甘酸っぱさとキャラメルカスタードのとろける甘さの組み合わせが抜群。
生地はパンを温めてもらってさくっとした食感が戻っていました。
さくっとろが味わえる美味しいパン。
季節限定なのでお目にかかれる機会が少ないかもしれません。
チャイは普通に美味しく、生クリームがのっていてクリーミーです。
チャイはシナモンがいいですよね。
常連さんで食パンを買いに来ている貴婦人もいらっしゃいました。
場所柄と食パンを買ったということを考慮すると、ここらへんにお住まいの貴婦人でしょう。
成城石井で買い物した時のように、少し上流階級にお近づきになれたような気持になることができました。
素材にこだわったパンの味は美味しく、店内の空間もいい雰囲気で、このようにアートを発信しているパン屋はなかなかない空間だと思います。
通りがかった際にはぜひ一度パンオスリールに入って、ゆったりとした時間を過ごしましょう。